南北朝時代!! 応安 古二王清綱の変わり造り鎧通し上等短刀拵入り名品 日本刀剣保存会鑑定書 冠落とし造
周防国(山口県)二王派は、古書によると鎌倉時代初期の元久頃(1205)に清綱を始祖とした大和伝系の一門で、源平合戦以来の日本地方最大の豪族大内氏に仕えて長期に渡り繁栄しました。初代清綱の時代については研究が進み、現在では鎌倉時代中期を上限と考えられています。南北朝時代までの物を「古二王」ないし単に「二王」と呼び、応永以下のものを「末二王」と呼称します。
本作、差し表は冠落とし造り、差し裏は平造りという変り姿の鎧通しで、刀剣保存会により南北朝時代の応安(1368-1375)頃、二王清綱に極められています。写真でもはっきりと確認できますが「二王のへら影」と呼ばれる焼き頭から立つ白け映りが見どころです。
付帯する拵は本作に合わせて江戸時代に造られたと思しき作でがたつきもありません。金具や千段刻鞘も上等品ですので江戸時代には裕福な武士の守り刀として大切にされていた物でしょう。

拵全長 48cm/刃長 27cm/反り なし/元幅 23.3mm/元重 7.5mm拵袋あり ※出張と重なる為発送までに4日程頂きます。



＜留意事項＞
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